"27th Milky Way" BLUE ISLAND HISTORIC CAR RALLY '09

禿茶瓶堂がお送りするミルキーウェイ珍道中! 2009!

2008年は『お見送り』で終わったミルキーウェイ。

今年は2年分ドーン!と遊びますぞな!

入賞から遠ざかって早や3年。
今年は『あらまぁ〜お久しぶり!』と女神が微笑んでくれるのでしょうか?

さぁみんな!天の川で会おうじぇ!!

イグニッション・オン! エンジン・スタート!!

11月14日土曜日(雨のち晴れ時々曇り)

毎回、ミル前夜というものは、子供の頃の遠足前夜と同じ気持ち。
ワクワクとドキドキがグルリンチョッと、らせんの様に絡み合う。
結果、浅い眠りの繰り返しで、睡眠不足。
(当の本人は逸る気持ちが先行して、そんなのお構い無しなんじゃけんど)
 

AM5:00 まだ外は真っ暗。
昨夕から降りだした雨は、何とか夜中に止んだ模様。
天気予報は、曇り時々晴れ。
(おりょっ!天使が早速、微笑んだかも?)
気温も暖かそうじゃし、絶好のミル日和になりそうな気配。

それでも、スタート地点の久万公園がある久万高原町は平均標高800m以上の高地。
早朝ということもあり、風邪でも引いたら洒落にならんので、
アレもコレもと、モコモコ着込んでカイロも貼り、トイレも済ませて準備完了。

AM6:00 今回は、1日目ゴールしてから一旦、帰宅するもんで荷物も無し。
チンドン号へと変身したアヒルちゃんに乗り込む禿茶瓶堂ご一行様
ジャニスさんに毎年恒例の『じじばばのお守り』という大役を任せて、
一路、久万公園へ。

ムクドリの大群がお目覚め。(メッチャ賑やかです)

砥部昨年2位獲得エランさんと遭遇。
ミルキーウェイのゼッケンを貼ったエントラント達が、夢の扉を目指して各地から集まる様は、
まるで鮭が生まれ故郷の川を目指して遡上するような...

(゜Д゜) ハア??

今年もお立ち台ですか?

昨年もヨタ8棟梁を見つけて追いかけたけど、こっちはゼッケンも貼っていないワゴンR。
こればっかりは、ミルの貼り薬を誇らしげに貼ったチンドン号でないと味わえない、
ボーナス特典ですなぁ〜?

三坂峠上り口でフェアレディー軍団に遭遇。
ヒーヒー上るチンドン号の後ろからガウガウと追っかけて来るし!

く、く、喰われそうです!

霧でなぁ〜んも見えんし!

峠を上りきると少しずつ空が明るくなり、遠くには日差しも見えてきました。
 

よかったよかった

AM7:00 スタート地点に洋式トイレが無いもので、前日TELで調べたコンビニにてトイレを拝借。
明日の分まで出して不安材料を取っ払ったら、夢の扉はすぐそこ。
天気予報は大丈夫よのぉ〜?
まだ一抹の不安がよぎるものの、ポコペン横丁も大抵、朝霧が濃いと晴れるし、雨は降らまい!
と、妙な自信。
(そげなもんあっちゅう間に木っ端微塵に打ち砕かれるのであ〜る)

久万公園に到着すると、もう沢山のエントラントさん達が集合してます。
ジャニままが受付を済ませてるうちに、はげは一昨年のミルで撮った写真を携えて、
エントラントさん達に挨拶がてら車椅子キコキコ。
懐かしいお顔もあれば、

『ミル珍道中記で予習させて頂きました』

という初めましてのお顔も。
(その予習が吉と出るか凶と出るかは...)

今年は愛媛朝日TVが取材で同行。

2010年禿茶瓶堂ミルカレンダーモデル!

はげ&ジャニままが今年の目玉エントラントに挙げるのはこの2台。
 

1960 MESSERSCHMITT KR200

1989 CITROEN 2CV SPECIAL

ブルーアイランドラリー史上最小排気量(200cc)のメッサーシュミット。
果たして無事にゴールまで辿り着けるのか?
(これがあ〜たビックシですぞな!)

そして、この時をどれだけ待ったことか...
ラリーに参加し始めてから苦節15年、ついにこの時を迎えました。
夢にまで見たアヒルちゃんランデブーが実現!
(こりゃ楽しい二日間になりそうですぞな〜!)

キャロルさんとメッサーさんは一足お先に出発

気候はメッチャ暖かいものの次第に空が暗くなり...
ありゃ!?ポツリと一粒。

ドライバーズ・ミーティングが始まりました。
途端に...

土砂降りじゃがね!?(゜∇゜ ;)

しかーし!昨年のミルを経験したエントラントさん達は、慌てる気配も無し。
二日間共に雨ってのを味わうと、こうも肝が据わるもんですか?

凄っ!(ノ゜凵K)ノ

大粒の雨がフロントガラスを叩く中、チンドン号に乗り込み、

第27回 ミルキーウェイ
ブルーアイランド・ヒストリックカー・ラリー’0

の開幕です!

今年のテーマは...

心に残る四国の橋

今日の競技区間距離は、
 

スタートからはりまや橋まで 102.84km
はりまや橋からかずら橋まで 71.59km
かずら橋からゴールまで 118.21km

の、合計 292.64km!

スタートからはりまや橋までのコース図です。

各車スタートラインに着き、次々に夢の扉をオープン。
まずはトリップメーターを0に合わせ、10km区間の試走車との距離補正。



 

雨のスタートもアヒルちゃんランデブーに興奮しっぱなし!

やっぱ2CVちゅうのは、どこから見ても絵になるのぉ〜!?
と、車内で盛り上がっているとあっという間に...

トリップメーターが無く、オドメーターも100m単位が無いチンドン号には、
計れば計るほど迷宮に入り込むのでパス。

しかも、今年タイヤを新調したチンドン号
つまらん(はげ個人の意見)本を作る前にタイヤ作れよミシュラン!
カタログ落ちしてしまったミシュランX125R15
よぃよぃ!タイヤが無いと走れんがね!?
あるとこにはあるそうなのですが、いきなり何倍にも跳ね上がった金額に二の足三の足。
 

ほじゃけんどコレじゃ走れまいて。

そんじょそこらのメーカーが作ってないサイズなもので、ネットの中をアッチャコッチャと探し回り、
やっと見つけたコンチネンタル・エコ・コンタクトEP
サイズは今までのミシュランXとは違うものの、走れない訳でもないようなので4本交換。

さて、このタイヤサイズ。
135/70R15
偏平率が変わったもんで、スピードメーター、オドメーターに誤差が...
ミルキーウェイの表彰台には致命的なハンデ?
偏平率が82%から70%に変わった事で、タイヤの直径、外周が小さくなる。
ということで、今までのメーター値より1.89%の誤差が生じる事に。
10km走っても、実際は9.8kmしか進んでない。
(この補正が女神にそっぽを向かれる第一歩じゃという事にまだ気づいてない...)

この後のコマ図に出てくるクイズやタイム計測区間の場所の目安を掴むためにも、
コマ図の表示距離を計算し直し、付箋紙に書いて車内にペタペタ。

ボディーはカッティングシートだらけ、車内は付箋紙だらけのチンドン号の前を、
見事な紅葉がよく似合う白アヒルさんが快走中。
 

優雅です〜。

県道212号線面河川沿いに下り、一路御三戸(みみど)へ。
この頃にはすっかり雨も上がり、周りもすっかり明るくなってきました。
 

雨が止んでホッとするミル中ご一行様

御三戸の交差点を左折して国道33号線を走ると今年のクイズ第1問目!

そうそう、横溝正史の...八つ墓村?犬神家の一族?いや漢字じゃったら...獄門島?悪霊島?
これら答えについて正解なのかどうかは全くアテになりません・・・
(今年は何問間違えたのかもチンプンカンプン)



何じゃったろか!?以前にも同じ問題が出たんじゃけんど...
うどん屋かそば屋のどっちかじゃったはず。
え〜い!そば屋!(撃沈)
(今回でしっかりと覚えました...)
 

縄梯子を垂らしながらたった一人で書かれたそうです。

県境を過ぎ、高知県に入りました。

国道33号線を使い愛媛〜高知間を走るルートは今まで5回ありましたが、そのうち4回出てきたのが...

テキサス問題

ながじゅばぁぁああん!フランス語

ちなみに過去問
1998年
(何とコマ図が手書きですぞな)

2000年(これも手書きですぞな)

2004年(おっと!文明開化です)


2007年
(それにしてもよくこれだけ問題が出来るもんですなぁ〜!?)

これからもテキサス問題は永遠に不滅です!
(あと2年くらいしたらまた出るかも?)

さて、スピードメーターの補正に入りましょ。
(今年は1km区間を見落とさないよう慎重に...)

で、計った秒数を試走車の走行秒数で割ると補正率が出ます。

仁淀川町国道439号線に入ります。
そろそろタイム計測が始まりますぞな。
その前にちょいと給油しときましょ。

さぁ、チンドン号もお腹いっぱいになったところで、 今年一発目のタイム計測区間です。
計測スタートの看板が何キロ先にあるのか?というのがアバウト(○○km付近)なので、よく見落としてしまいます。

STARTと書かれた看板から、ストップウォッチの絵が描かれている看板まで (←ココ非常に重要)走った時間を、
ナビゲーターが秒単位で計測します。
その秒数に補正率を掛けて試走車が実際に走った秒数を解くってな問題。

タイム計測区間にクイズが待ってます。

い〜ち!に〜い!さ〜ん!と、四十過ぎのオッサンとオバハンが大声張り上げながら消火器の数を数えます。
30個

タイム計測終了の看板発見!

さて、計った秒数−(計った秒数×1.89%)で、
タイヤ交換前の状態で走った秒数を算出して、
それに試走車とのギャップの補正係数を掛けて...
(今思えば、タイヤ交換前の秒数なんてのは全く関係無いのに...)
しかも、この区間で制限速度が変わったとか変わらないとか?

おっと!先を急がねば!立ち往生してしまうぞな。

続いてのタイム計測は...

雨はすっかり止んで、高知に入った頃から、南国の日差しが。

カァァァァァ〜!

おっと!計測終了!

朝の冷え込みを予想してモコモコ着込んだはげ
計測終了と共に、何とも回りくどい計算に没頭。
右側頭部をジリジリと音を立てて照りつける 南国の日差しと、
火傷しそうな熱〜い吐息で足元を包み込むチンドン号のヒーター(熱いを通り越して痛い)で、
下を向いて電卓を叩き、解答用紙に書き込む数字が、グニャ〜と歪んで見える。

奥さん!大変大変!
旦那がミル参加史上初の...

車酔いですとぉ!(小学生以来かも?)

急遽、道端にチンドン号を止めて、着込んだ服を脱いで頭を冷やして小休止。
そこへ1台の軽トラが。
オッチャンが降りてきて、『あんたらどこまで行くが?』
これからはりまや橋まで。
『そんならこの道、ま〜っすぐ行って右にうんぬんかんぬん......ちゅ〜よ』
そ、そうですか、助かりました。ありがとうございます。

どうやらチンドン号が道に迷ってると勘違いされた様子。
あまりにもおバカ丸出しの外観が不憫に思われたのでしょうか?
80%ほど回復したので、先へ進みましょ。

おっと!コレは新手の問題ですぞな!?



とりあえず一定速度でタイム計測。



秒数から推測するに、区間距離は約1km?
あとはチャリンコの速度なんじゃが...
シローさんがチャリンコに乗る姿が想像出来ん。
(ポコペン横丁で中華そばをすすりよるか、ジョウロを持って水撒きしよるか...)

ん〜、悩むのぉ〜?
え〜と20km/hじゃったらペチペチ。
30km/hじゃったらペチペチ。

あっ...また車酔い...

国道194号線を高知方面へと走り、道の駅土佐和紙工芸村にてトイレ休憩。

1970 MAZDA CAROL

1972 DATSUN SUNNY 1400GX

さて、出発しますか!

今度は白アヒルさんの前を走って、はりまや橋を目指します。

朝の土砂降りがウソの様なエエお天気。

いの町国道33号線に合流。
ここから先は標識に従って高知駅を目指して走ればデーン !と、はりまや橋が!
と、お思いのエントラントさん多数?
 

はりまや橋を目前にテンション↑のミル中ご一行様

しかし!あのよさこい節にも出てくる有名なはりまや橋が、
日本三大がっかり名所のひとつに挙げられているとは!?

あっという間に通り過ぎてしまいます。

皆さん、ちゃ〜んと確認出来ましたかぁ?
では、次のかずら橋へ向かいましょ!


かずら橋へ